保育システムの種類
州内で認可されている保育システムは種類が豊富で、日本にはみられないものがある。これらは、州の厚生省と老人福祉省が定めた条件を満たすことが義務づけられている。
種類は以下のようなものである。
1)グル一プデイケアセンター
2)ファミリーデイケアセンターー
3)学童保育センター
4)スペシャルニーズデイケアセンター
5)幼児教室
6)臨時託児センター
7)緊急時保育センター
これらのプログラムでは、子どもの社会性や感情、肉体及び知能の発育を促すことに主眼をおいている。認可規則には、健康と安全性の規定、保育所の用地と器具に関する規定、子どもとスタッフの割合、スタッフの資格などが盛り込まれている。保育施設は、親や非営利団体、社会サービス機関、教会、一般個人、企業などによって運営されている。各デイケアセンターによって、保育時間、料金、規則は異なる。
各施設の説明
1)グループデイケアセンタ一
ゲル一プデイケアセンターでは、生後30ヶ月(2歳半)から小学校入学まで、あるいは生後0ヶ月から36ヶ月の子どもを保育するための認可を受けている。通常1年を通して運営され、保育時間は朝7時ないし8時より夕方5時半か6時まで。また、パートタイムで受け入れるとこもある。
*最大規模のグループサイズ
生後30ヶ月以上の場合:25名まで
3歳以下の場合:12名まで
*子ども数に対するスタッフの割合
生後30ヶ月以上の場合:子ども25名に対し、資佳肴1名、アシスタント2名
3歳以下の場合:子ども12名に対し、責任者1名、アシスタント2名
* 職員は、最低10ヶ月間のEarly Chldbood Education(幼児教育学)修了者
2)ファミリーデイケアーセンター
ファミリーデイケアセンターは、保育者の自宅を利用したデイケアとなっている。認可ファミリーデイケアでは、生後0ヶ月から12歳までの子どもを預かることができる。保育時間は、特に定められたものはなく、保育者によってそれぞれ異なる時間を設けている。一般的には、全日預かるところが多いようである。
*預かることのできる最大人数は、保育者自身の12歳以下の子どもを含め、幼児 教室年齢の子ども5人までと、小学校年齢の子ども2人まで。
*保育者は責任のある成人と定められている。(19歳以上)
注意:親類縁者でない子ども1人あるいは2人のみを保育しているファミリー−デイ ケアの場 合は認可は不要。
3)学童保育センター
学童保育センターでは、就学年齢の子どもがスクールアワー以外の時間(学校以外の時間、つまり放課後など)にケアを必要とする場合を取り扱っている。学童保育所には、学校の始業前・放課後の両方を扱うところもあれば、放辣後のみ預かるところもある。センタ一では、学校が休みの間の全日保育も行っており、夏期休暇中も同様となっている。幼稚園児の保育も行っている。
*預かることのできる最大グループザイズ
5歳から12歳児:20人まで
7歳から12歳児:25人まで
*子ども数に対するスタッフの割合
5歳から12歳児:子ども10人に対しスタッフ1人
7歳から12歳児:子ども15人に対しスタッフ1人
注意:幼稚園生の年齢の子どもをグループデイケアやファミリーデイケアで保育する場合もある。
4)スペシャルニーズデイケアセンター
スペシャルニーズデイケアセンターは、多様のスペシャルケアを必要とする子どもたちを預かるところである。保育時間は半日か全日が基本となっている。子どもたちの25%以上がスペシャルニーズを必要とする場合にスペシャルニーズデイケアとして認可されることになっている。
*預かることのできる最大人数:16人まで
*子ども数に対するスタッフの割合:子ども4人に対しスタッフ1人
*スタッフは十分に訓練を受けたものが従事している。
5)幼児教室
幼児教室では生後30ヶ月(その年の12月31日前に3歳になる子ども)から小学校入学までの子どもを預かる。教室によって「3歳児」「4歳児」「3−4歳児合同」などに分かれている。
全目ではなく、パートタイムでクラスが用意されている〈最大4時間まで)。このプログラムは幅広い融通性を持って設定されており、子どもたちは午前から午後のクラスに、週1〜5回の割合で通うことができる。ほとんどの幼児教室は、スクールイヤー(9月開始、6月終了)にあわせており父母の参加を促すところもある。
6)臨時託児センター
認可の臨時託児プログラムは生後18ヶ月から小学校入学までの子どものケアを行っている。臨時託児なので、1日3時間以上1週間に2日以上のケアを受けることはできない。基本的に事前の予約なしでも子どもを預かってくれる。また1週間に定期的に2日預かる、というようなプログラムもある。
*預かることのできる最大グループサイズ
生後18ケ月より小学校入学までの子ども:16人まで
3歳以上の子ども:20人まで
*子ども数に対するスタッフの割合:
生後18ヶ月より小学校までの子ども:子ども4人に対しスタッフ1人
3歳以上の子ども:子ども8人に対しスタッフ1人
*スタッフは責任のある成人と定めらわている。(19歳以上)
7)緊急時保育センター
このセンターでは、幼児から小学校入学までの子どもを受け入れている。全日あるいは数時間の保育を受けることができ、定期的なケアを必要としない家庭、家族の病気や緊急時、医者の予約時、就職面接の時などに利用されている。
*預かることのできる最大グループサイズ
3歳以上の子ども:25人まで
3歳未満の子ども:1.2人まで
*子供数に対するスタッフの割合
3歳以上の子供:子供8人に対しスタッフ1人
3歳以下の子供:子供4人に対しスタッフ1人
*スタッフは幼児教育学を学んだ者。3歳以下の子どもを世話する場合のスタッフは幼児教育学のほかに、乳幼児教育学を修めていることが必要
「注意」:社会福祉省では、金銭的に余裕のない家庭には補助金を支給している.保領者の収入によって補助額が決められている。
参考資料:BC州厚生省・老人福祉省編集
「Parents′Guide to Selecting Child Care」
(託児所選択のための保護者ガイド)
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